片側噛みを続けていると顔が歪んでいきます! 
— 池袋 東口・大野歯科クリニックからのご案内


噛み癖、放置していませんか?

長年「右で噛む方が楽」「左側で食べ物がこぼれる」など、噛みやすい方ばかりを使っている方は少なくありません。

大野歯科クリニック(池袋東口で30年、親子2代で診療)でも、こうした「片側噛み」のご相談を多く受けています。

同じ側だけで噛み続けると、顎や顔のバランスに無理な負荷がかかり、顔の左右差(非対称性)が進行してしまう可能性があります。

実際、咀嚼の左右差(preferred chewing side)は顔面非対称と関連する可能性が報告されています。([Heikkinen et al., PMC])

なぜ片側ばかりで噛んでしまうのか?

たとえば、数年前に奥歯を失った、または歯がぐらついて痛みがある、割れている、噛みにくい……

こういう部分を無意識に避けるようになり、反対側で噛む習慣が定着してしまうことがあります。

さらに、歯列が揃っていても「噛みやすい側」という癖だけで片側噛みをする方もいます。こうした片側噛みが長期化すると、次のような変化が起きやすくなります:

  • 噛む側の咀嚼筋(咬筋など)が過剰に発達 → 筋肉の左右差拡大
  • 顎関節(TMJ)の関節空隙が左右で異なる圧力配分に → 違和感・関節音の原因に
  • 顔の表情・ラインに偏りが出る(法令線・口角・頬の張りなど)
  • 頭痛・首肩こり・顎違和感の悪化

これらは、咀嚼筋・顎関節・骨格構造にまで影響を及ぼす可能性を示す研究報告があります(以下参考文献)。

症例イメージ:右側噛み癖に悩んだ50代男性の場合

当院に通われていた50代の男性。数年前に右下奥歯を抜歯し、そのまま補綴せずに放置していたとのこと。

しだいに食事時に「左でしか咀嚼できない」感覚が出始め、さらに「右の顎が重たく感じる」「顔の左右でほうれい線の深さが違う気がする」と来院されました。

診査では、左側の咬筋が発達しており、顎関節にもわずかな左右差が確認されました。

まず、失った歯の補綴(部分入れ歯・ブリッジ・インプラント等を検討)と咬合調整を行い、さらに左・右どちらでも咬めるように噛み方の習慣改善指導を実施。

約6〜12か月をかけて、顎の不快感が軽減し、左右の表情差も目立たなくなってきたとのご報告をいただきました。

(※あくまでも一般的な“イメージ例”であり、すべての患者さんが同様の経過をたどるわけではありません)

顔の筋肉・骨格も“使い方”で変わる

運動選手が使う筋肉が発達するように、私たちの顔・顎まわりの筋肉も普段の使い方で変化します。

片側ばかりで噛むと、その側の筋肉が発達してしまい左右差が強まります。

この変化が蓄積すれば、顔の輪郭や顎のライン、法令線・頬の張りやたるみにも影響が出ることがあります。

早期の治療と習慣改善を大切に

お顔のゆがみや顎の違和感に気づいたら早めの対応をおすすめします。

当院では、予防歯科にも力を入れ、複数の歯科衛生士が在籍しているため、日常のケア・定期メインテナンスにも対応可能です。

左右均等に噛める状態に整えることで、以下のようなメリットが期待されます。

  • 顎関節・咀嚼筋への負担軽減
  • 顔の左右バランスの改善
  • 頭痛・肩こり・首のこりの軽減
  • 血流改善 → 肌のハリ・健康感アップ

また、咀嚼習慣を意識して改善することで、顎関節のリモデリング変化を抑制する可能性が最新研究で示唆されています(Ma et al., 2024)。

 

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主な参考文献

  1. Heikkinen et al. Chewing side preference, facial asymmetry and related variables. PMC article.
  2. Wang et al. Changes of masseter muscle asymmetry due to unilateral mastication. PubMed.
  3. Ma et al. Effect of unilateral mastication on TMJ morphology (dynamic joint space). PubMed.
  4. Miyazaki et al. The imbalance of masticatory muscle activity affects condylar cartilage formation. ScienceDirect.
  5. Santana-Mora et al. Asymmetry of dental or joint anatomy or impaired chewing side preference. ScienceDirect.
  6. Tiwari et al. Chewing Side Preference — Impact on Facial Symmetry, TMJ and Oral Health. J Oral Rehabil.