歯周病と全身の健康、そして東北大学の最新研究


こんにちは。池袋東口大野歯科医院です。

当院は、歯の治療を通して、患者様にご自身の健康な未来を描いていただくことを大切にしています。口腔内を整えることは患者様の生活を整えることにつながっていくと確信しております。

今回は、東北大学大学院歯学研究科が発表した最新の学術論文をご紹介しながら、歯周病治療が全身の健康、特に糖尿病に与える影響についてお伝えします。

歯周病治療が、糖尿病患者の透析リスクを減らす

2025年1月、東北大学大学院の研究チームは、40~74歳の糖尿病患者約10万人の保険診療データを解析し、歯周病治療の有無が人工透析への移行リスクに与える影響を発表しました 。

  • 年1回以上の歯周病治療を受けた場合、透析リスクが32%減少 。
  • 年2回以上(半年に1回)の治療を受けた場合、透析リスクが44%減少 。

この研究は、歯科治療が全身の健康、特に糖尿病の合併症予防に効果があることを明確に示しています 。

>>東北大学の関連リリースはこちらからご覧いただけます

池袋東口大野歯科医院は、患者さん一人ひとりに合わせた歯周病治療を提供します

歯周病は、単なる“歯ぐきの病気”ではありません 。糖尿病、心血管疾患、認知症などとも深く関係する全身疾患の一部であると考えられています 。

池袋東口大野歯科医院では、患者さん一人ひとりの症状や状況に合わせたきめ細やかな歯周病治療を行っています。複数の歯科衛生士が在籍し、患者様の口腔ケアをサポートします。

糖尿病と歯周病の「双方向」な関係

高血糖は歯周病を悪化させ、歯ぐきの炎症を長引かせます 。一方で、歯周病による慢性炎症は血糖コントロールを妨げ、糖尿病を悪化させることが知られています 。

このような「負のループ」を断ち切るためには、医科と歯科が連携し、歯ぐきの健康から体全体を守る視点が重要になります 。

糖尿病のある方こそ、歯周病治療を

東北大学の研究では、糖尿病患者の約半数が歯周病治療を受けていないという現状も指摘されています 。

池袋東口大野歯科医院では、定期的な歯科検診と専門的ケアを通じて、口腔内の炎症を抑え、全身の健康リスクを下げるお手伝いをしています。

当院では、患者さんお一人おひとりの環境や経済状況に合わせた治療計画をご提案し、柔軟に対応することに力を入れています 。歯周病治療はもちろんのこと、根管治療から入れ歯まで、オールラウンドに対応できることが強みです 。

最後に

池袋東口大野歯科医院は、「歯ぐきの健康を守ることが、体を守ることにつながる」と考えています 。

歯周病治療は、むし歯治療とは異なり、定期的なケアと専門的アプローチが不可欠です 。ご自身の健康を守るためにも、ぜひ一度ご相談ください 。

当院の詳細は、池袋東口大野歯科医院ウェブサイトをご覧ください 。

院長 大野より

「今回の東北大学の研究結果は、改めて歯周病治療の重要性を示しています。口腔内の健康は、全身の健康に直結するという私たちの信念を裏付けるものです。患者様には、ご自身の健康な未来を共に築いていくためにも、積極的に歯周病治療に取り組んでいただきたいと思います。私たち歯科医師、歯科衛生士一同、皆様の健康を全力でサポートいたします。」

歯が20本以上・歯周病が軽度以下の方は、医療費が安くなる?


歯が20本以上・歯周病が軽度以下の方は、医療費が安くなる?

歯が20本以上・歯周病が軽度以下の方は、医療費が安くなる?皆様、こんにちは!池袋東口大野歯科医院です。 池袋で開業して30余年、地域の皆様のお口の健康をサポートしてまいりました。当院には複数の歯科衛生士が在籍し、予防歯科に特に力を入れています。今回は、お口の健康が全身の健康、ひいては医療費にまで影響するという興味深い調査結果についてご紹介します。


 

歯の健康が保たれている人ほど、医療費が少ないという事実!

香川県が令和5年11月に発表した「健康と医療に関する実態調査」で、驚くべき結果が報告されました。「歯の健康が保たれている人ほど、医療費が少ない」という、エビデンスに基づいた内容です。

この調査によると、以下の条件を満たす方は、医科の医療費が統計的に有意に低いことが分かりました。 

  • 歯が20本以上ある
  • 歯周病が軽度以下
  • 定期的に歯科検診を受けている

さらに注目すべきは、医科診療費・調剤費・歯科診療費すべてを合計した「総医療費」でも、歯科的に良好な人の方が明らかに安かったという点です。これは、お口の健康が全身の健康状態に直結していることを示唆しています。

 

虚血性心疾患・糖尿病の治療費も下がる可能性

特に、歯が20本以上あり、歯周病が軽度以下という条件を満たす方は、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や糖尿病の診療費も統計的に有意に低いという結果が示されました。歯周病がこれらの生活習慣病と深く関係していることは、近年多くの研究で明らかになっています。お口の中の健康を守ることが、巡り巡って全身の病気のリスクを減らすことにつながるのです。

 

口の中を守ることが、体全体を守ることに

私たち池袋東口大野歯科医院が定期的な検診と予防をおすすめする理由は、単にむし歯や歯周病を防ぐだけではありません。お口の健康を維持することは、

  • 病気のリスクを減らし
  • 将来の医療費を抑え
  • 健康寿命をのばす

ことにつながる、まさに“医療”の土台となるものです。

 

当院の取り組み

池袋東口大野歯科医院では、患者さんの歯の健康を守り、ひいては全身の健康を守るために、以下の取り組みを行っています。

  • 歯周病リスク評価: 患者様一人ひとりの歯周病リスクを詳細に評価し、最適な予防・治療プランをご提案します。
  • 定期的なメインテナンス: 経験豊富な複数の歯科衛生士が、専門的なクリーニングや口腔ケアのアドバイスを行います。
  • 生活習慣のアドバイス: お口の健康に影響する食生活や生活習慣について、きめ細やかなアドバイスを差し上げます。

「自分の歯で食べて、生きる」――その当たり前をこれからも守っていくために、ぜひ定期検診をご利用ください。30年余りの実績と信用を持つ当院が、皆様のお口と全身の健康をサポートします。

 

【大野歯科医院からのワンポイントアドバイス】

お口の健康を維持するには、「日々のセルフケア」と「プロのチェック」の両輪が欠かせません。特に40代以降は、見た目に大きなトラブルがなくても歯周病が進行していることがあります。健康診断で「異常なし」と言われても、歯科での定期メインテナンスは全くの別物です。健康なうちからの予防こそ、将来の自分への最高の投資だと考えてみてくださいね。

 > 口腔ケアでアンチエイジング

参考:

口腔内スキャナー導入しました!


ありとあらゆるものがデジタル化されて行く近年、歯科業界でもデジタル化が急速に進んでいます。当院ではこの度、3次元口腔内スキャナー”Primescan(プライムスキャン)”を導入しました。口腔内スキャナーとは、お口の中をカメラで撮影し3Dデータ化する機械です。


この機械を導入することで一番変わることは、かぶせ物の”型取り”と”製作工程”です。 今までの型取りでは、粘土の様な材料を一定時間お口の中に入れなければいけない為、患者さんの負担が大きく苦手な方も多かったと思います。それがプライムスキャンを使用するとカメラでお口の中を撮影するだけで型取りができるので、負担がかなり軽減されます。 その後の製作工程でも最終的な調整は各技工士さんの感覚に頼る部分が大きかったのですが、今後は製作前にデータを調整し、機械で作ることで納期が短縮され、品質も安定していくと思います。


他にも、検診の際にデータを撮影して磨き残しの部位を一緒に確認していただいたり、定期的にデータを残すことで経年変化を確認でき、歯を保存していくための治療方針を決める判断材料にしたりと型取り以外にも有効利用して患者さんにより良いサービスを提供して行きたいと考えております。


手術前にお口の中をきれいにする理由


最近、ケガや病気の手術前に虫歯や歯周病がないかチェックして、お口の中をきれいにして から手術に臨むという流れがスタンダードとなっています。

なぜ手術前にお口の中をきれいにしておく必要があるのでしょうか?

実は、お口の中をきれいにしておくことで手術の傷口の治癒が促進されて、合併症が少なくなると考えられているからなのです。(もちろん術後の肺炎等の感染症のリスクを減らす意味もあります)

人は常に細菌から身体全体を守る為に多大なエネルギーと免疫力を消費しています。

お口の中に歯垢や歯石が多く存在していると、歯ぐきに炎症が起きたり、歯周病菌が増殖し、お口の中の菌と戦うためにエネルギーと免疫力が消費されてしまい、手術後の免疫力が落ちている身体にとって大きな負担となります。お口の中がきれいであれば、その分のエネルギーを傷口の回復に集中させることができるのです。

これから暑くなります。

人間には「恒常性」という身体を一定に保つ仕組みがあるので、急激な温度変化は本人が気づいていなくても体温を下げるためにエネルギーを使い、体に大きな負担がかかって疲れてしまいます(これが夏バテです)

こまめに水分をとったり、羽織ものや日傘で直射日光に当たらないようにすることである程度体温調節ができます。上手に体調管理をして、暑い夏を乗り切りましょう!

歯科のデジタル化”CAD/CAM”システム


みなさんは歯のかぶせ物がどのように作られているかご存知ですか?

実はかぶせ物の製作工程のほとんどが歯科技工士による手作業で、模型を元にワックス(ロウソクのロウのようなもの)で歯の形を再現し、そこから鋳型を作って金属に置き換え、ミクロン単位で調整し、磨き上げる…というようにとても手間をかけて作られています。

今までアナログ作業が多いと言われていた歯科業界でしたが、最近になって”CAD/CAMシステム”が普及してきました。

簡単にご説明すると、かぶせ物やつめ物を作る際に型取りの代わりに歯科用小型カメラでお口の中を撮影し、そのデータを元に設計から加工までコンピューターで処理できるようになったのです。

歯の色をしたブロックをコンピューターで処理したデータを元に専用の機械で削り出します。

ハンドメイドだと仕上がりの精度も技工士によってばらつきがありましたが、コンピューターで処理することで一定の品質で提供できるようになります。

使用できる素材はジルコニア(強化セラミック)を始め、最近は保険適用の歯科用プラスチックにも対応できるようになり、急速に普及が進んでいます。

CAD/CAMシステムは、今まで手作業が多かった歯科の分野でのデジタル化の大きな一歩となります。

義歯やインプラントへ応用する技術の検証も進んでおり、近い将来スタンダードな治療方法として確立していくと思います。

”歯”にまつわる言葉のはなし


今年の夏は例年に比べて異常な暑さでしたね。体調はいかがですか? 今回のコラムはちょっと一息ついて歯にまつわる言葉を紹介します。どうぞ気楽にお読みください。

Blue tooth

今ではすっかり定着したワイヤレス環境の名称である「Blue tooth」ですが、 以前は何種類かの接続方法があり、それらを統合した時にこの名前が付けられました。ところでなぜ「Blue tooth(青い歯)」なのでしょう? これは958年にデンマークとノルウェーを無血統合したハラルド・ゴムスソン王のあだ名が”青歯王”だった事に由来しています。一説によると王には虫歯があり、それが青黒い灰色だったことからこのあだ名が付けられたのだとか。 開発者たちにとってワイヤレス環境の統合は、スカンジナビアの統合と同じくらいロマンのある大きなプロジェクトだったのかもしれません。

齷齪(あくせく)

齷齪は元々、漢語で”歯と歯の間が狭い”という意味だったそうです。それが転じて”心が狭い・気ぜわしい”という意味になり、気持ちがせかせかするさまを表す言葉になりました。 ’歯’が二つ並ぶとなんだか見た目もせかせかしているような…?

ブラッシュアップ

”テストに向けて語学力をブラッシュアップさせよう”など「磨き上げる」「上達する」という意味で使われる言葉で、語源は英語の「Brush Up」 (磨いて輝かせる・ツヤを出す)です。お口の健康は全身の健康につながります。歯をブラッシングすれば人生のブラッシュアップにつながるかもしれませんね(^^)

歯ぐきからの出血は歯周病菌の大好物❤


歯をみがいていたら歯ぐきから血が出てきた…多くの方が一度は経験があると思います。 もし、頻繁に出血する場合は要注意です!その出血、歯周病が進行しているサインです!

歯周病菌はどなたのお口の中にも存在するマイクロビオーム(常在微生物叢)で言わば共生関係に あります。歯周病菌にはリスクが高いものから低いものまで様々な種類があり、その中でも特に病 原性の高いレッドコンプレックスに分類される「P.ジンジバリス」を代表とする病原性の高い歯周 病菌が口腔内に存在すると歯周病発症・進行のリスクがとても高くなります。そしてこのジンジバリスをはじめとする歯周病菌の大好物が血液(ヘミン鉄)なのです。

最初の話に戻りますが、歯ブラシで頻繁に出血するということは歯周病菌に餌を与え続けている状態で、歯周病がどんどん進行してしまいます。歯ぐきの出血の一番の原因は清掃不良によるプラークの蓄積です。つまり正しい歯みがきの仕方を身につけ、極力プラークをなくして強い歯ぐき(上 皮バリア)を獲得することが歯周病の発症・進行予防になります。

歯周病を防ぐためにはフロスや歯間ブラシが不可欠です。歯ブラシだけでは全体の40~60%のプラークしか取ることができません。1日1回、寝る前だけでいいので、フロスや歯間ブラシの使用を習慣化していただきたいと思います。まずは出血しなくなるまで頑張りましょう!

<参考文献>天野敦雄(2015)『歯科衛生士のための21世紀ペリオドントロジー ダイジェスト』
クインテッセンス出版株式会社

”唾液力”を高めてお口も体も健康に


唾液には大きな2つの役割があります。ひとつは「お口の中の健康を維持すること」そしてもうひとつは「外部から侵入するウイルスや細菌から体を守ること」です。

唾液の中には「IgA抗体」という抗菌物質が含まれており、その中に特定の虫歯菌に対して無力化する力を持っている抗体があります。また「ハイドロキシアパタイト」という成分が食事等で溶け 出した歯の表面を修復(再石灰化)したり、酸性に傾いた口腔内を中性に戻すことで虫歯を防いで いるのです。

そして先程少し触れた「IgA抗体」という抗菌物質は口から侵入するウイルスや細菌、花粉などをつかまえて無力化する力も持っています。つまり風邪やインフルエンザなどの上気道(鼻口のど) 感染症を防ぐ役割も持っているということです。

唾液の効果を十分に得る為には「質」と「量」が大切です。ここで唾液力を高める方法やお助けアイテムを簡単にご紹介しますので、できることから始めてみてくださいね。

歯を失う原因!歯や歯根の歯折について


むし歯や歯周病により歯を失うことは皆さんご存知だと思います。しかし、最近では歯を失う原因1位となりつつあるのが「歯や歯根の歯折」です。

近年、技術の進歩により、以前は抜歯していたような歯でも神経を取って保存できるようになりました。しかし歯の神経を取ってしまうと歯に栄養を与える血管も取ってしまうため、歯質がもろくなり歯の寿命も15~20年位に縮んでしまうとも言われています。神経を取った歯は痛みを感じないため、むし歯になっても気付きにくく、固いものを噛んでも感覚が鈍いのでより大きな力が歯にかかってしまい、歯や歯根が歯折してしまうケースが増えてきています。

私たちは患者さんの歯をいかに保存し、より長く快適な食生活ができる環境を提供していくことを目標とし、2つのことを大きな柱として定期検診を行っています。

1つめは「細菌および炎症のコントロール」
歯周病ケアや虫歯筋を減少させるためのクリーニングを行います。
2つめは「歯にかかる力のコントロール」
噛み合わせ調整や、必要であればマウスピースを使って歯ぎしりや食いしばりなど無意識にかかる力を軽減させます。

以前と同じように固いものをバリバリ噛んでいませんか? 固いものを噛むのは20歳以下までです。 未然に歯の破折を防ぐためにも定期検診を通しての力のコントロールをさせていただきます。

フロスファースト


日本人の歯みがきの平均時間は6分を超えているとのこと
ではなぜこんなにも虫歯が存在するのか疑問がわきませんか?

こんなに毎日磨いているのに…
通常歯を磨くとき、歯磨き粉をつけて全体を歯ブラシで磨き、 気が向けばフロスや歯間ブラシ 入念になさる方は最後にマウスウォッシュ剤でお口をゆすぐ これが一般的な歯みがきでしょう。

でもちょっと想像してみてください。
もしあなたがお部屋の掃除をするとき、
どこから始めますか?

まず高い棚やカーテンレールの上のホコリをハタキなどで落とし、
テレビの裏やソファの下などの隠れた細かい汚れをかきだします。
それから仕上げに床を掃除機やモップできれいにしますよね。

歯ブラシだけで終わってはいませんか?
歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯と歯肉の溝などの
隠れた部分の汚れはとれず、
全体の40%〜60%の汚れは残っているのです。

そこで、提唱したいと思います。
「フロス・ファースト」

お部屋のお掃除と同じで、まずはフロスや歯間ブラシを使って歯間などにある細かい汚れをかきだしてから、仕上げに歯ブラシで全体を磨く方法です。
歯ブラシだけで終わることのないよう、先にフロスや歯間ブラシで細かい汚れをかきだしましょう。
その後に歯ブラシで全体を磨くととても気持ちがよいと思います。

忙しくて毎回は難しい…という方はまずは寝る前の歯みがきの時だけでも実践してみてください。
フロスや歯間ブラシの使用を習慣化し、よりよい口腔環境を保つために…
はじめましょう!「フロス・ファースト」