歯周病治療

歯周病とは…

プラーク(歯の表面についた食べ物のカスや細菌のかたまり)の中の細菌が、歯の周りの歯ぐきに炎症を起こしたり、歯を支えている骨を溶かしてしまう感染症です。

また、歯周病は全身の健康と深く関わっています。

血中から入った歯周病菌が全身の健康に影響を及ぼすことが、近年の研究によってわかってきています。 特に糖尿病とは深い関係があり、糖尿病が悪化すると歯周病が進行したり、反対に歯周病の治療をしたら、糖尿病の症状が改善したという報告も出ています。 つまり、歯周病を治療することで全身疾患の予防にもつながるのです。

プラークコントロール(歯垢を減らすこと)が大切です

歯周病の直接の原因はプラーク(歯の表面についた食べ残しである歯垢のこと)です。 歯周病を予防または進行を防ぐには、プラークコントロールが重要な鍵となります。

正しいプラークコントロールとは…

  1. 効果的な歯みがき

    歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ等も使用し、歯周病の原因であるプラークをしっかりと取り除きましょう。 歯周病予防用のハミガキ剤を使用するのも効果的です。 担当衛生士が患者さんに合った効果的な歯みがき方法をお教えします。
  2. 規則正しい食習慣

    不規則な食事回数や間食はプラークが付着しやすい状態をつくります。 歯垢をつくりやすい糖分の取り方に注意し、歯周組織の抵抗力をつけるビタミンCを積極的に摂取しましょう。 また、よく噛むことで歯の表面についた歯垢が減少します。
  3. 定期検診

    初期の歯周病は自覚症状がほとんどありません。 歯周病やムシ歯の早期発見や歯周病の進行を防ぐためにも、年に2〜3回は検診を受けましょう。

歯周病の進行度検査(ポケット測定)について

プローブという器具を使い、ごく弱い力で歯周ポケットを触ります。 深さを測ったり、歯や歯ぐきの内側を触って状態を確認します。

歯周ポケットの深さや出血から歯周病の進行程度や炎症の有無がわかります。 歯と歯ぐきの繊細な部分を調べるための重要な検査です。 注意深くおこないますが、歯ぐきの状態によっては痛みを感じることがあります。 痛みがある場合はお知らせください。

患者さんの歯周病の進行度に合わせて、担当衛生士が効果的な治療をおこないます

SC:目に見える歯石を除去します。SRP:歯茎の中の歯石を除去します。麻酔を使用することもあります)

進行度 ポケット 処置予定内容
軽度 2〜4mm 初期治療(SC*・SRP*)をおこないます。
中度 4〜6mm まず初期治療をおこないます。 歯周外科の可能性もあります。
重度 6mm以上 抜歯、再生療法の可能性があります。

歯周病治療の流れ

歯周病治療の流れ