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歯に関わる新常識!唾液力はすごい!!

みなさんよくお母さんに「食べたらすぐに磨きなさ~い」と言われた経験はありませんか?

虫歯にならないよう一生懸命磨いているのに歯が沁みるようになった。
歯がすり減っているような気がする。

saliva

実は唾液の中にもカルシウムが含まれていて食後すぐにブラッシングをしてしまうと歯と唾液が触れるチャンスを奪ってしまい溶けたカルシウムを補うことができず歯の表面が溶けてしまうのです。
ひどくなると歯の表面が溶けて凹んでしまうこともあります。
また、酸性の強い食物(ヨーグルト、フルーツ)飲み物(スポーツドリンクに含まれるクエン酸など)を頻繁に取る方も同じ様な症状になることもあります。
これを酸蝕症といいます。
もし心当たりがある方はご相談ください。

それからもう一つ
「年齢を重ねると虫歯より歯周病に気をつけなければならない。」
コレもよく耳にすると思いますがある時期、また虫歯になる確率が高くなります。
これは、唾液の分泌が加齢やある種の飲み薬の副作用によって減少すると歯ぐきに近い部分が虫歯になりやすくなります。

唾液には虫歯を防ぐ抗菌物質も含まれており、お口の中を洗浄する役割もあります。

唾液を増やすためには水分の摂取が必要ですね。
一般的に1時間に50ml採るようにと言われていますが一度に多くの水分を採るのではなく感覚的に点滴で水分を補給する感じです。

お口の中が乾く前にこまめに一口水分を含む
これから熱中症にも気をつけなくてはいけない時期ですので実践してみてはいかがでしょうか?

笑顔のもつ効果

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今回も噛み合せに関する情報から 
1日のうちで上下の歯が接触している時間はどのくらいだと思いますか?

実は正常な方で食事をしている時も含めて20分程度です。 
最近は様々な生活環境の違いから接触時間が増える傾向にあります。

 パソコンを使った長時間のデスクワーク
 精神的ストレスからくる歯ぎしり、くいしばり
 ゲームに夢中になって知らず知らずのうちにグッと噛みしめている etc…..

このように上下の歯を不必要につける癖を
  TCH  ”Tooth Contacting Habit”(歯列接触癖) と呼んでいます。

TCHはどの様な病態を引き起こすのでしょうか?

顎関節症  知覚過敏(歯がムシ歯でないのにしみる) 肩こりや頭痛 
お口の周りの筋肉痛 などがありますが特に問題が出なければ
TCHはただの「癖」ですので、気にする必要はありません。

お口の周りの緊張が体の緊張を導くことは良く知られています。
緊張した時、笑うと緊張がほぐれるといいますがこの時、重要なことをひとつ

 ぜひ歯を接触させないで笑ってみてください。
リラックスできてあなた本来の力を発揮できますよ ♪

【お勧めの本】  東京医科歯科大学 顎関節症治療部の准教授 木野孔司先生著
    顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本 をご参考ください。

ストレスと噛み合わせ

最近、噛み合せについて相談をしばしば受けます。
中でも思春期のお子さんを持つ親御さんから就寝時の歯ぎしりについての質問をよくされます。
その時期のお子さんは成長の過程で身長と共に顎も発育し、それに伴い歯筋肉顎の骨の調整がおこなわれます。調整といっても崩れたバランスを立て直すことは大きなストレスとなります。歯ぎしりはストレスを解放するための手段とも考えられています。

また成人の歯ぎしりもストレスブレーカー(緊張緩和)としての役割があり、一概に悪い習慣だと決めつけられません。実際寝ている間に血圧計をつけてもらい歯ぎしりの前と後に血圧の測定を行いました。なんと歯ぎしりをすると血圧が下がっていたのです。
最近の研究では噛み合わせとオキシトシンとの関係が明らかになってきました。
幸せホルモンといわれるオキシトシンは噛むことで出てくることが解っています。
「ストレスで寿命が縮む、ストレスこそ健康の最大の敵…。」と認識している方も多いと思います。
実際、ストレスが体に悪いと思っている人は思っていない人に比べ43%死亡率上がっています。
ところが最近の研究では、「ストレス反応=有用」と考えた被験者の血管は収縮しなかったという結果が出ました。
心臓はドキドキしていましたが、心臓血管としてはかなり健康的な状態です。
この状態は喜びや勇気に満ちているときに非常に近いそうです。

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ストレス時に分泌されているオキシトシン
考え方によっては有用にからだに働きかけてくれるみたいです。
愛情ホルモンともいわれていますが

誰かに打ち明けたい
誰かと触れ合いたい
そして誰かを支えたい

自分の心を知るきっかけになるかもしれません。

ストレスがあると歯ぎしりをするということを耳にしますが歯ぎしりをすることで自分自身で癒しているのかもしれません。
昔から幸せを噛みしめると言う言い方がありますが理に叶った言い方なんですね。

もしオキシトシンに興味がおありでしたら有田秀穂さん著『セロトニン欠乏脳』(NHK出版)『共感する脳』(PHP研究所)、ケリーマクゴニカルさん「自分を変える教室」をご参考ください。