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手術前にお口の中をきれいにする理由

最近、ケガや病気の手術前に虫歯や歯周病がないかチェックして、お口の中をきれいにして から手術に臨むという流れがスタンダードとなっています。

なぜ手術前にお口の中をきれいにしておく必要があるのでしょうか?

実は、お口の中をきれいにしておくことで手術の傷口の治癒が促進されて、合併症が少なくなると考えられているからなのです。(もちろん術後の肺炎等の感染症のリスクを減らす意味もあります)

人は常に細菌から身体全体を守る為に多大なエネルギーと免疫力を消費しています。

お口の中に歯垢や歯石が多く存在していると、歯ぐきに炎症が起きたり、歯周病菌が増殖し、お口の中の菌と戦うためにエネルギーと免疫力が消費されてしまい、手術後の免疫力が落ちている身体にとって大きな負担となります。お口の中がきれいであれば、その分のエネルギーを傷口の回復に集中させることができるのです。

これから暑くなります。

人間には「恒常性」という身体を一定に保つ仕組みがあるので、急激な温度変化は本人が気づいていなくても体温を下げるためにエネルギーを使い、体に大きな負担がかかって疲れてしまいます(これが夏バテです)

こまめに水分をとったり、羽織ものや日傘で直射日光に当たらないようにすることである程度体温調節ができます。上手に体調管理をして、暑い夏を乗り切りましょう!

歯科のデジタル化”CAD/CAM”システム

みなさんは歯のかぶせ物がどのように作られているかご存知ですか?

実はかぶせ物の製作工程のほとんどが歯科技工士による手作業で、模型を元にワックス(ロウソクのロウのようなもの)で歯の形を再現し、そこから鋳型を作って金属に置き換え、ミクロン単位で調整し、磨き上げる…というようにとても手間をかけて作られています。

今までアナログ作業が多いと言われていた歯科業界でしたが、最近になって”CAD/CAMシステム”が普及してきました。

簡単にご説明すると、かぶせ物やつめ物を作る際に型取りの代わりに歯科用小型カメラでお口の中を撮影し、そのデータを元に設計から加工までコンピューターで処理できるようになったのです。

歯の色をしたブロックをコンピューターで処理したデータを元に専用の機械で削り出します。

ハンドメイドだと仕上がりの精度も技工士によってばらつきがありましたが、コンピューターで処理することで一定の品質で提供できるようになります。

使用できる素材はジルコニア(強化セラミック)を始め、最近は保険適用の歯科用プラスチックにも対応できるようになり、急速に普及が進んでいます。

CAD/CAMシステムは、今まで手作業が多かった歯科の分野でのデジタル化の大きな一歩となります。

義歯やインプラントへ応用する技術の検証も進んでおり、近い将来スタンダードな治療方法として確立していくと思います。

”歯”にまつわる言葉のはなし

今年の夏は例年に比べて異常な暑さでしたね。体調はいかがですか? 今回のコラムはちょっと一息ついて歯にまつわる言葉を紹介します。どうぞ気楽にお読みください。

Blue tooth

今ではすっかり定着したワイヤレス環境の名称である「Blue tooth」ですが、 以前は何種類かの接続方法があり、それらを統合した時にこの名前が付けられました。ところでなぜ「Blue tooth(青い歯)」なのでしょう? これは958年にデンマークとノルウェーを無血統合したハラルド・ゴムスソン王のあだ名が”青歯王”だった事に由来しています。一説によると王には虫歯があり、それが青黒い灰色だったことからこのあだ名が付けられたのだとか。 開発者たちにとってワイヤレス環境の統合は、スカンジナビアの統合と同じくらいロマンのある大きなプロジェクトだったのかもしれません。

齷齪(あくせく)

齷齪は元々、漢語で”歯と歯の間が狭い”という意味だったそうです。それが転じて”心が狭い・気ぜわしい”という意味になり、気持ちがせかせかするさまを表す言葉になりました。 ’歯’が二つ並ぶとなんだか見た目もせかせかしているような…?

ブラッシュアップ

”テストに向けて語学力をブラッシュアップさせよう”など「磨き上げる」「上達する」という意味で使われる言葉で、語源は英語の「Brush Up」 (磨いて輝かせる・ツヤを出す)です。お口の健康は全身の健康につながります。歯をブラッシングすれば人生のブラッシュアップにつながるかもしれませんね(^^)