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口腔内スキャナー導入しました!

ありとあらゆるものがデジタル化されて行く近年、歯科業界でもデジタル化が急速に進んでいます。当院ではこの度、3次元口腔内スキャナー”Primescan(プライムスキャン)”を導入しました。口腔内スキャナーとは、お口の中をカメラで撮影し3Dデータ化する機械です。

この機械を導入することで一番変わることは、かぶせ物の”型取り”と”製作工程”です。 今までの型取りでは、粘土の様な材料を一定時間お口の中に入れなければいけない為、患者さんの負担が大きく苦手な方も多かったと思います。それがプライムスキャンを使用するとカメラでお口の中を撮影するだけで型取りができるので、負担がかなり軽減されます。 その後の製作工程でも最終的な調整は各技工士さんの感覚に頼る部分が大きかったのですが、今後は製作前にデータを調整し、機械で作ることで納期が短縮され、品質も安定していくと思います。

他にも、検診の際にデータを撮影して磨き残しの部位を一緒に確認していただいたり、定期的にデータを残すことで経年変化を確認でき、歯を保存していくための治療方針を決める判断材料にしたりと型取り以外にも有効利用して患者さんにより良いサービスを提供して行きたいと考えております。

手術前にお口の中をきれいにする理由

最近、ケガや病気の手術前に虫歯や歯周病がないかチェックして、お口の中をきれいにして から手術に臨むという流れがスタンダードとなっています。

なぜ手術前にお口の中をきれいにしておく必要があるのでしょうか?

実は、お口の中をきれいにしておくことで手術の傷口の治癒が促進されて、合併症が少なくなると考えられているからなのです。(もちろん術後の肺炎等の感染症のリスクを減らす意味もあります)

人は常に細菌から身体全体を守る為に多大なエネルギーと免疫力を消費しています。

お口の中に歯垢や歯石が多く存在していると、歯ぐきに炎症が起きたり、歯周病菌が増殖し、お口の中の菌と戦うためにエネルギーと免疫力が消費されてしまい、手術後の免疫力が落ちている身体にとって大きな負担となります。お口の中がきれいであれば、その分のエネルギーを傷口の回復に集中させることができるのです。

これから暑くなります。

人間には「恒常性」という身体を一定に保つ仕組みがあるので、急激な温度変化は本人が気づいていなくても体温を下げるためにエネルギーを使い、体に大きな負担がかかって疲れてしまいます(これが夏バテです)

こまめに水分をとったり、羽織ものや日傘で直射日光に当たらないようにすることである程度体温調節ができます。上手に体調管理をして、暑い夏を乗り切りましょう!

歯科のデジタル化”CAD/CAM”システム

みなさんは歯のかぶせ物がどのように作られているかご存知ですか?

実はかぶせ物の製作工程のほとんどが歯科技工士による手作業で、模型を元にワックス(ロウソクのロウのようなもの)で歯の形を再現し、そこから鋳型を作って金属に置き換え、ミクロン単位で調整し、磨き上げる…というようにとても手間をかけて作られています。

今までアナログ作業が多いと言われていた歯科業界でしたが、最近になって”CAD/CAMシステム”が普及してきました。

簡単にご説明すると、かぶせ物やつめ物を作る際に型取りの代わりに歯科用小型カメラでお口の中を撮影し、そのデータを元に設計から加工までコンピューターで処理できるようになったのです。

歯の色をしたブロックをコンピューターで処理したデータを元に専用の機械で削り出します。

ハンドメイドだと仕上がりの精度も技工士によってばらつきがありましたが、コンピューターで処理することで一定の品質で提供できるようになります。

使用できる素材はジルコニア(強化セラミック)を始め、最近は保険適用の歯科用プラスチックにも対応できるようになり、急速に普及が進んでいます。

CAD/CAMシステムは、今まで手作業が多かった歯科の分野でのデジタル化の大きな一歩となります。

義歯やインプラントへ応用する技術の検証も進んでおり、近い将来スタンダードな治療方法として確立していくと思います。